米田工機のボイル槽ってどんなもの?
米田工機のボイル槽は、温度と時間を完全に自動化しており、温度調整もデジタル表示で、簡単に作業が可能です。タイマーも自動操作・手動操作の両方が行えます。
御社の使い方や工程に合わせてオーダーメイドも可能ですので、例えば既存のカゴを応用する仕組みを追加したり、設置場所に応じて調整したり、製品に合ったカゴを制作することもでき、自由自在!
本体外装、湯槽はステンレス製のため、お手入れも簡単に行えます。
ボイル槽の使い方
ゼリーなどを製造する場合、カップに入れた後は「加熱殺菌」が必要です。加熱殺菌には湯煎を利用し温熱殺菌する「ボイル殺菌」と加圧加熱殺菌する「レトルト殺菌」の2つがありますが、ボイル殺菌が一般的です。ボイル槽はこのボイル殺菌の際に利用することができます。
果物ゼリーの製造では、まず80~85℃で30分間ボイル殺菌し、殺菌後はできるだけ早く冷やす、という工程が必要です。 ゼリーだけでなく、パック豆腐や惣菜、漬物など、包装してボイル殺菌する製品にもお使いいただけます。
冷やす工程にはチラー槽(冷却槽)を
ボイル殺菌後はできるだけ早く製品を冷却する必要がありますが、その際に使用するのがチラー槽(冷却槽)です。 米田工機の連続式モデルでは、ボイル槽で殺菌した後の製品をすばやくチラー槽にコンベア搬送することができ、余分な加熱を抑えることができます。
このように、製品に必要ないくつかの工程を連続して行いたい!省スペースで実現したい!など、御社のご希望をお伺いし、それに応じた機器をご提案させていただきます。
例えばこんな使い方!
ボイル槽での殺菌についてご紹介しましたが、実はボイル槽はボイル殺菌だけでなく、加熱調理にも使えます!カップやパウチに包装した食品であれば、ボイル槽で加熱することができるので、殺菌以外の用途でもお使いいただけます。
安全に、おいしい製品を作るために、ボイル槽と他の機器を組みあわせる使い方をご紹介します。
①ハム・ソーセージ
ハム・ソーセージの製造では70~75℃(中心温度62~65℃)で30分ボイルする工程が必要ですが、これもボイル槽で可能です。加熱調理後は冷却しますが、これもチラー槽で可能です。
米田工機では、このふたつの工程をよりスムーズに、効率よく行えるよう、御社のニーズに合わせた製品をご提案させていただきます。
例えば…
少量製造向きの自動昇降機付きで省スペースを実現!
大量製造が可能なコンベアー搬送で一度に冷却まで可能!
など、ご要望に合わせてご提案させていただきます。
②ローストビーフ
ローストビーフの製造では中心温度54~60℃で1時間半~3時間ボイルする工程が必要ですが、これももちろんボイル槽で可能です。 熱水槽の中をトンネル式に通して加熱する「連続式ボイル槽」なら、コンベアーで連続運転でき、大量生産の場合におすすめです。
さらにローストビーフで重要となる焼き目をつける工程ですが、これも「あぶり機」で可能です。 米田工機のコンベア式あぶり機はオリジナルの強力なバーナーを使用しており、直火で上下から食品を炙ることができます。焼きムラもないため、香ばしく調理可能です。あぶり機で先に焼き目を付けてから、ボイル槽で調理、という工程でもお使いいただけます。
殺菌だけじゃない!組み合わせて広がる使い方
ボイル殺菌、ハム・ソーセージとローストビーフの調理を例としてご紹介しましたが、このようにいくつかの用途で機器を導入いただくことができ、さらに他の機器と組み合わせることで御社の製品づくりをよりおいしく、より効率よく、サポートすることが可能です。
「こんな製品が作りたいけどどんな方法がある…?」「すでにある機器と組み合わせられる?」など、まずは私たちにご相談ください!
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